ノーコードでサイトをリニューアルする方法は?

ノーコードでサイトをリニューアルする方法は?

ノーコードでサイトをリニューアルする方法は、目的と必要な機能を整理し、サービスを選んで新しいサイトを作成したあと、内容・表示・SEO・公開設定を確認して切り替えることです。専門的なコードを書かずに進められますが、既存ページのURLや問い合わせフォームなどを確認せずに移行すると、検索流入や利用者に影響が出る場合があります。

ノーコードでサイトをリニューアルする基本手順

次の順番で進めると、デザイン変更だけでなく、公開後の不具合やURL変更にも対応しやすくなります。

  1. リニューアルの目的と範囲を決める

    まず、「問い合わせを増やしたい」「スマートフォンで見やすくしたい」「更新を簡単にしたい」など、リニューアルの目的を具体化します。

    トップページだけを変更するのか、会社情報やサービス紹介、ブログ、フォームまで作り直すのかも決めておきます。目的が曖昧なまま始めると、デザインを選ぶことが中心になり、必要な改善が抜けることがあります。

  2. 現在のサイトを調査する

    既存サイトのページ、URL、画像、文章、問い合わせフォーム、アクセス解析の設定などを一覧にします。特に、検索流入があるページや外部サイトからリンクされているページは、移行後もURLを維持できるか確認します。

    • ページ名と現在のURL
    • ページの目的と主な訪問者
    • 問い合わせや予約などの機能
    • 検索から訪問されているページ
    • ドメイン、メール、解析ツールの設定
  3. ノーコードサービスを選ぶ

    必要なページ数や機能、更新する人の知識に合うサービスを選びます。見た目だけでなく、独自ドメイン、フォーム、ブログ機能、スマートフォン対応、SEO設定、バックアップやデータの扱いも比較することが重要です。

  4. サイト構成と原稿を準備する

    ページの構成を決め、各ページの文章、画像、見出し、問い合わせへの導線を用意します。先に原稿を整理しておくと、テンプレートの見た目に合わせるだけにならず、伝えたい情報を優先できます。

  5. 新しいサイトを作成する

    テンプレートやブロックを使ってページを作り、色、文字、画像、余白などを調整します。パソコン画面だけでなく、スマートフォンでの読みやすさも確認してください。

  6. 機能と移行設定を確認する

    フォームの送信、メール通知、リンク、画像表示、ページの公開範囲などをテストします。URLを変更する場合は、旧URLから新URLへの転送設定も必要です。

  7. 公開前にチェックして切り替える

    関係者だけが見られる状態で最終確認を行い、問題がなければ独自ドメインを新サイトへ接続します。公開直後にも主要ページとフォームを実際に開き、正常に表示・送信できるか確認します。

  8. 公開後の状況を確認する

    公開後は、アクセス数、問い合わせ数、検索からの訪問状況、エラーの有無を確認します。リニューアル前後で変化を比較できるよう、確認する指標と期間をあらかじめ決めておくと判断しやすくなります。

サービスを選ぶときの確認項目

ノーコードサービスは、作成できるサイトの種類や管理方法が異なります。次の項目を、作りたいサイトの条件と照らし合わせて確認してください。

確認項目 確認する内容
ページ作成 必要なページ数、階層、ブログやお知らせの作成に対応しているか
独自ドメイン 現在のドメインを使えるか、接続方法やプランの条件は何か
フォーム 問い合わせ、資料請求、予約などに必要な項目と通知方法に対応しているか
スマートフォン対応 画面幅に応じて表示が調整されるか、端末ごとに編集や確認ができるか
SEO設定 ページタイトル、説明文、見出し、URL、サイトマップなどを設定できるか
運用と権限 複数人で編集できるか、編集履歴や権限管理があるか
費用と契約 利用料金のほか、ドメイン、フォーム、追加機能などに費用がかかるか
データの扱い 別のサービスへ移行したい場合に、文章や画像を取り出せるか

料金や機能はサービスやプランによって異なり、プラン変更で利用条件が変わることもあります。申し込む前に、公式の料金表と利用条件を確認してください。

リニューアル前に決めておきたいサイト構成

サイト構成は、訪問者が目的の情報へたどり着けるかを基準に決めます。たとえば企業サイトなら、次のような構成が考えられます。

  • トップページ
  • サービス・商品紹介
  • 選ばれる理由や強み
  • 導入事例・実績
  • 会社情報
  • よくある質問
  • お知らせ・ブログ
  • 問い合わせ・資料請求
  • プライバシーポリシー

すべてのページを増やす必要はありません。現在のサイトでよく見られているページ、問い合わせにつながるページ、訪問者が迷いやすいページを優先して整理します。

URLを変える場合に必要な対応

リニューアルでページのURLが変わる場合は、旧URLを削除するだけにせず、新しいURLへの転送を設定します。この転送は、訪問者を新ページへ案内するだけでなく、検索エンジンにページの移転を伝えるためにも使われます。

確認する内容は次のとおりです。

  • 旧ページと新ページの対応表を作る
  • 重要な旧URLから、内容が対応する新URLへ転送する
  • サイト内リンクを新URLに変更する
  • 画像やPDFなどのリンク先も確認する
  • 検索エンジン向けのサイトマップを必要に応じて更新する
  • 公開後に旧URLへアクセスし、意図したページへ移動するか確認する

旧ページと新ページの内容が大きく異なる場合、無関係なページへ一括して転送すると、訪問者が必要な情報を見つけられないことがあります。対応するページがないURLは、無理に別ページへ転送せず、状況に合った処理を検討します。

公開前に確認するチェックリスト

公開前は、見た目だけでなく、実際に操作できるかを確認します。

  • スマートフォンとパソコンでレイアウトが崩れていない
  • 文字が小さすぎず、背景とのコントラストが不足していない
  • メニューやボタンから目的のページへ移動できる
  • 問い合わせフォームを送信でき、通知メールを受け取れる
  • 電話番号、住所、営業時間、料金などの情報が正しい
  • 画像に必要な説明文が設定されている
  • ページタイトルや説明文が各ページの内容と合っている
  • リンク切れや表示されない画像がない
  • サイト内検索やSNSリンクが必要な場合、正常に動作する
  • プライバシーポリシーなど、必要な案内を掲載している

フォームのテストでは、送信者側の完了画面だけでなく、管理者への通知や自動返信も確認します。テスト送信に個人情報を使う場合は、公開前に削除や管理方法も確認してください。

ノーコードでのリニューアルが向いているケース

ノーコードは、一般的な企業サイト、店舗サイト、サービス紹介サイト、採用サイトなど、既存の機能を組み合わせて作れるサイトに向いています。担当者が文章や画像を自分で更新したい場合にも適しています。

一方で、複雑な会員機能、独自の予約・計算処理、大規模なデータ連携、細かな権限管理などが必要な場合は、ノーコードだけで実現できるか事前確認が必要です。対応していない機能を前提にサービスを選ぶと、後から別の仕組みを追加することになります。

失敗を防ぐための進め方

最初から全ページを一度に作り直すより、重要なページと主要な導線を先に決めると、確認しやすくなります。トップページから問い合わせまでの流れを実際に操作し、訪問者が迷わないかを確認してください。

また、公開直後に問題が起きても元に戻せるよう、リニューアル前の文章、画像、URL一覧、設定内容を保存しておきます。ドメインやメールの設定を変更する場合は、サイトだけでなくメールが継続して使えるかも確認が必要です。

ノーコードでサイトをリニューアルする際は、目的の整理、サービス選び、ページとURLの確認、公開前のテストを順番に行うことが重要です。まずは現在のページとURLを一覧にし、残すページ・改善するページ・削除するページを分けるところから始めると、作業範囲を決めやすくなります。