ノーコードWeb制作でデザインを外注する場合、何を依頼できる?

ノーコードWeb制作でデザインを外注する場合、何を依頼できる?

ノーコードWeb制作でデザインを外注する場合は、サイト全体の見た目だけでなく、構成設計、画面レイアウト、画像や文章の見せ方、ノーコードツールへの実装まで依頼できます。外注先によって対応範囲が異なるため、どこまでをデザイン業務に含めるかを先に決めておくことが重要です。

ノーコードWeb制作で外注できるデザイン業務

外注できる主な内容は、サイトの目的やページ構成を整理する作業から、公開前の表示確認までです。

依頼内容 具体的な作業
サイト構成の設計 必要なページ、ページごとの役割、メニュー構成を整理する
ワイヤーフレーム作成 画像や文章をどこに配置するか、画面の骨組みを作る
ビジュアルデザイン 色、フォント、余白、ボタン、見出しなどの見た目を決める
画像・素材の選定 写真、イラスト、アイコンなどを選び、必要に応じて加工する
ページデザイン トップページ、サービスページ、採用ページなどの画面を設計する
レスポンシブ対応 パソコン、スマートフォン、タブレットでの表示を調整する
ノーコードツールへの実装 決めたデザインをSTUDIO、Wix、Webflowなどの画面上で再現する
公開前の確認 表示崩れ、リンク、フォーム、画像の見え方などを確認する

依頼できるデザインの範囲

サイト全体の構成と導線

「どのページを作るか」「訪問者をどのページへ誘導するか」といった、サイト全体の構成を依頼できます。たとえば、トップページからサービス紹介、料金、問い合わせへ進む流れを整理します。

ページ数を増やすことが目的ではなく、訪問者に取ってほしい行動を基準に構成を考えることが大切です。問い合わせ、資料請求、予約など、サイトの目的を外注先に伝えると提案を受けやすくなります。

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームは、写真や文章、ボタンなどの配置を示す画面の設計図です。色や装飾を決める前に、情報の順番や使いやすさを確認できます。

ワイヤーフレームでは、次のような内容を決めます。

  • ファーストビューに何を表示するか
  • 見出し、本文、画像をどの順番に置くか
  • 問い合わせボタンをどこに配置するか
  • スマートフォンでどのように並べ替えるか
  • ページの最後に何を表示するか

文章や写真をまだ用意できていない場合でも、仮の内容で配置を考えることはできます。ただし、公開時に使用する素材の量や文章量によって、最終的なデザインが変わる場合があります。

色・フォント・ボタンなどの見た目

サイトの印象を決めるビジュアルデザインも依頼できます。ブランドカラーに合わせた配色、見出しと本文の文字サイズ、ボタンの形、余白、区切り線などを整えます。

既存のロゴや会社案内、店舗の看板などがある場合は、デザインの参考資料として渡しましょう。特に希望がない場合は、業種、対象者、サイトの目的に合わせてデザイン案を作ってもらう形になります。

画像・イラスト・アイコンの見せ方

写真やイラストの選定、トリミング、画像の配置も外注の対象にできます。画像そのものを新しく撮影するのか、手持ちの素材を加工するのか、素材サイトの画像を使うのかで作業内容は変わります。

素材を用意してもらう場合は、次の点を確認してください。

  • 素材の購入費が料金に含まれるか
  • 素材の利用規約を誰が確認するか
  • 写真撮影やイラスト制作に対応しているか
  • 納品後に自社で素材を使い続けられるか

スマートフォン向けの調整

ノーコードツールで作ったサイトは、パソコンとスマートフォンで表示される画面の幅が異なります。そのため、スマートフォンでの文字サイズ、画像の大きさ、ボタンの押しやすさ、縦に並ぶ順番などを調整してもらえます。

「パソコン版を作ればスマートフォン版も自動的に完成する」とは限りません。ツールによって自動調整の仕組みや編集できる範囲が異なるため、見積もり時にスマートフォン対応が含まれるか確認しましょう。

デザインだけでなく実装まで依頼できるか

外注先によっては、デザイン案の作成だけでなく、ノーコードツール上への実装まで依頼できます。実装を依頼すると、デザインした画面を実際のページとして組み立て、画像や文章、ボタン、フォームなどを設定します。

一方で、デザインデータだけを納品し、実装は依頼者が行う契約もあります。依頼前に、次のどちらを希望するのかを明確にしてください。

  • デザインのみ:画面設計や見た目のデータを受け取り、自社または別の担当者が実装する
  • デザインから実装まで:デザイン作成後、指定したノーコードツールでページを完成させてもらう

実装まで依頼する場合は、使用するノーコードツール名とプランも伝えます。プランによって使える機能、公開方法、独自ドメイン、フォームなどが異なるためです。

ノーコードWeb制作で依頼しにくい作業

ノーコードツールで対応できる範囲を超える機能は、デザイン外注だけでは実現できない場合があります。

  • 独自の予約・会員・決済システムの開発
  • 複雑なデータ連携や業務システムとの接続
  • 細かい動きや特殊なアニメーション
  • ノーコードツールに用意されていない機能
  • ツールの制限を超えたレイアウトや表示処理

このような作業は、追加のコード記述、外部サービスとの連携、別の制作方法が必要になることがあります。希望する機能がある場合は、依頼前に「このノーコードツールで実現可能か」「追加料金や外部サービスが必要か」を確認してください。

外注前に決めておくこと

依頼内容が具体的であるほど、外注先との認識違いを減らせます。最低限、次の項目を整理しておきましょう。

  1. サイトの目的を決める
  2. 想定する訪問者を決める
  3. 必要なページを洗い出す
  4. 使用するノーコードツールを決める
  5. ロゴ、写真、文章などの素材を整理する
  6. 参考にしたいWebサイトを数件用意する
  7. デザインのみか、実装まで依頼するかを決める
  8. 公開後の修正や更新を誰が行うかを決める

参考サイトを渡すときは、「全体の雰囲気が好み」「見出しの見せ方を参考にしたい」など、どの部分を参考にしたいのかも説明します。サイト全体をそのまま再現する依頼ではなく、自社の目的や素材に合わせたデザインを相談する形にしましょう。

見積もりで確認する項目

見積もりを比較するときは、金額だけでなく作業範囲をそろえて確認します。特に次の項目は、契約前に明記してもらうと安心です。

  • デザインするページ数
  • トップページ以外の下層ページの対応範囲
  • 修正回数と修正の対象
  • 文章作成や画像選定が含まれるか
  • スマートフォン表示の調整が含まれるか
  • ノーコードツールへの実装が含まれるか
  • フォームや外部サービスの設定範囲
  • 公開作業とドメイン設定の対応範囲
  • 公開後の修正や保守の料金
  • ノーコードツールや素材サイトの利用料金を誰が負担するか

「修正無料」と書かれていても、修正回数や大幅なデザイン変更が含まれるとは限りません。文章の変更、構成の変更、公開後の追加作業が別料金になるかも確認してください。

依頼内容の伝え方

依頼時は、次のように目的と範囲をまとめると、外注先が作業内容を判断しやすくなります。

  • 目的:問い合わせを増やしたい、サービス内容を分かりやすく伝えたいなど
  • 対象者:個人客、法人担当者、採用応募者など
  • 必要なページ:トップページ、サービス紹介、料金、会社概要、問い合わせなど
  • 希望する雰囲気:落ち着いた印象、親しみやすい印象など
  • 使用ツール:利用中または希望するノーコードツール
  • 素材:用意できるロゴ、写真、文章
  • 依頼範囲:デザインのみ、実装まで、公開後の更新まで
  • 公開希望時期:いつまでに何を完成させたいか

たとえば「おしゃれなサイトにしたい」だけでなく、「初めて訪れた人がサービス内容と問い合わせ方法をすぐ理解できる構成にしたい」と伝えると、見た目だけでなく導線も含めて相談できます。

ノーコードWeb制作でデザインを外注するときの判断

外注できる範囲は、サイト構成、画面デザイン、素材の見せ方、スマートフォン対応、ノーコードツールへの実装などです。ただし、ツールの機能や外注先の対応範囲によって、できることは変わります。

まずは使用するツール、必要なページ、デザインのみか実装までかを決め、その内容を見積もりに含めてもらいましょう。独自機能や複雑な連携が必要な場合は、デザインの依頼と同時に実現方法や追加費用も確認することが大切です。