ノーコードなら、プログラミングの知識がなくても店舗サイトを作成できます。基本的には、サービスを選び、テンプレートを設定し、店舗情報や写真を入力して公開します。
ただし、店舗サイトに必要な機能や更新頻度によって、向いているサービスは変わります。まずは「何を掲載するか」と「どこまで自分で管理したいか」を決めることが大切です。
ノーコードで店舗サイトを作成する流れ
ノーコードで店舗サイトを作成する場合は、次の順番で進めると迷いにくくなります。
- 店舗サイトの目的と掲載内容を決める
- ノーコードサービスを選ぶ
- テンプレートとデザインを設定する
- 店舗情報や写真を掲載する
- 予約・問い合わせなどの機能を設定する
- スマートフォンで表示を確認する
- 独自ドメインや料金を確認して公開する
1. 店舗サイトの目的と掲載内容を決める
最初に、サイトを見た人にどのような行動を取ってほしいのかを決めます。来店を促したいのか、予約を受け付けたいのか、商品の販売につなげたいのかによって、必要な機能が変わります。
一般的な店舗サイトには、次のような情報を掲載します。
- 店舗名と店舗の特徴
- 住所、電話番号、営業時間、定休日
- 店舗までのアクセス方法
- 商品やサービスの内容、料金
- 店内や商品の写真
- 予約方法や問い合わせ方法
- 最新のお知らせ
- よくある質問
飲食店ならメニューや予約方法、美容室やサロンなら施術内容と予約枠、小売店なら商品情報やオンライン販売の有無を優先すると、利用者が必要な情報を見つけやすくなります。
2. 店舗サイトに使うノーコードサービスを選ぶ
ノーコードサービスには、ホームページ作成に特化したもの、ネットショップ向けのもの、予約機能を重視したものなどがあります。サイトの目的に合う種類を選んでください。
| 重視すること | 向いているサービスの種類 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 店舗情報を分かりやすく掲載したい | ホームページ作成サービス | テンプレート、独自ドメイン、スマートフォン対応 |
| 予約を受け付けたい | 予約機能付きの作成サービス | 予約枠、キャンセル管理、通知機能 |
| 商品を販売したい | ネットショップ作成サービス | 決済方法、送料設定、在庫管理 |
| 自分で記事やお知らせを更新したい | 更新機能が充実した作成サービス | 記事投稿、複数人での管理、バックアップ |
料金は、無料プランの有無だけで判断しないようにしましょう。独自ドメイン、広告非表示、予約機能、ネットショップ機能などが有料プランに限られる場合があります。
比較するときは、月額料金だけでなく、初期費用、決済手数料、予約手数料、独自ドメインの費用、解約条件も確認します。サービスごとに料金や機能は異なるため、申し込み前に利用予定のプランの条件を確認してください。
3. テンプレートを選んでデザインを設定する
ノーコードサービスでは、あらかじめ用意されたテンプレートを使ってサイトの見た目を整えます。店舗の業種に近いテンプレートを選ぶと、必要なページ構成を作りやすくなります。
デザインでは、見た目の好みだけでなく、次の点を確認します。
- 店舗名や営業時間がすぐに見つかるか
- スマートフォンでも文字が読みやすいか
- 予約や問い合わせのボタンが目立つか
- 写真と文章の配置が分かりやすいか
- 色やフォントが店舗の雰囲気と合っているか
色や装飾を増やしすぎると、重要な情報が見つけにくくなることがあります。店舗名、アクセス、営業時間、予約方法などを優先して配置すると、利用者が行動しやすいサイトになります。
4. 店舗情報と写真を掲載する
テンプレートを設定したら、店舗名やサービス内容を自分の情報に置き換えます。特に住所、営業時間、定休日、料金、電話番号は、入力ミスがないか確認してください。
写真は、店舗の雰囲気や商品の特徴を伝えるために使います。外観、店内、商品、スタッフ、施術例など、利用者が来店前に知りたい情報を優先すると効果的です。
写真を掲載する際は、次の点にも注意が必要です。
- 掲載許可を得ていない人物の顔をそのまま掲載しない
- 他人の写真や画像を無断で使用しない
- 暗すぎる写真や内容が分かりにくい写真を避ける
- 画像のファイルサイズを大きくしすぎない
- 写真だけでなく、内容を説明する文章も添える
料金や営業時間は、変更があったときにすぐ修正できるよう、画像の中に文字を埋め込むよりも、ページ上のテキストとして掲載するほうが管理しやすくなります。
5. 予約・問い合わせ・地図を設定する
店舗サイトでは、来店前の行動につながる導線を用意します。代表的なものは、電話、問い合わせフォーム、予約フォーム、地図、SNSへのリンクです。
予約機能を追加する場合は、予約サービスとの連携や予約ボタンの設置が必要になることがあります。サービスによって、予約枠の管理方法、キャンセル処理、通知メール、利用料金などが異なるため、店舗の運用に合うか確認してください。
問い合わせフォームを使う場合は、送信後に店舗側へ通知が届くか、返信先が正しく設定されているかをテストします。フォームから個人情報を受け取る場合は、利用目的や管理方法をサイト内に示すことも必要です。
地図を掲載するときは、住所だけでなく、最寄り駅からの道順、駐車場の有無、建物名や階数なども記載すると、初めて訪れる人が迷いにくくなります。
6. スマートフォンで表示を確認する
公開前には、パソコンだけでなくスマートフォンでもサイトを確認します。店舗を探す人は、外出中や移動中にスマートフォンで情報を見ることが多いため、スマートフォンでの使いやすさは重要です。
次の項目を実際に操作して確認してください。
- 文字が小さすぎず、横スクロールが発生していないか
- 電話番号をタップして発信できるか
- 予約ボタンや問い合わせボタンを押せるか
- 画像が正しく表示されるか
- 営業時間や料金に誤りがないか
- 地図やアクセス情報が分かりやすいか
- フォームを送信した後に通知が届くか
リンク切れや入力ミスは、作成者本人だけでなく、家族やスタッフにも確認してもらうと見つけやすくなります。
7. 独自ドメインと公開設定を確認する
サイトのURLには、サービス側が用意したURLと、店舗独自のドメインを使う方法があります。独自ドメインを使うと、店舗名に合ったURLを設定しやすくなりますが、取得費用や更新費用が発生する場合があります。
公開前には、次の設定を確認します。
- サイトを非公開から公開に変更したか
- サイト名とURLが店舗に合っているか
- 検索結果に表示させる設定を確認したか
- 問い合わせ先や通知先が正しいか
- 不要なサンプル文章や画像を削除したか
サービスによっては、無料プランでは独自ドメインを使えなかったり、ページ上にサービスの広告が表示されたりします。必要な機能と費用を確認してから公開プランを決めてください。
ノーコードで店舗サイトを作るメリット
ノーコードの大きなメリットは、専門的なプログラミングを使わずに自分で作成や更新ができることです。
- テンプレートを使って短時間で形にしやすい
- 営業時間やお知らせを自分で更新できる
- 制作会社への依頼費用を抑えられる場合がある
- 予約やネットショップなどの機能を追加しやすい
特に、臨時休業やキャンペーンなどを頻繁に知らせたい店舗では、自分で更新できることが役立ちます。ただし、作成や更新にかかる時間は必要なので、担当者や更新のルールを決めておくと管理しやすくなります。
ノーコードで店舗サイトを作るときの注意点
ノーコードでも、すべての機能を自由に追加できるわけではありません。サービスごとにデザイン、容量、予約、決済、ページ数、データ移行などの制限があります。
次のようなサイトは、ノーコードだけでは対応しにくい可能性があります。
- 独自の予約や会員管理システムが必要なサイト
- 複雑な料金計算や注文処理があるサイト
- 細かいデザインや特殊な動きを完全に再現したいサイト
- 複数店舗の情報を大規模に管理するサイト
このような場合は、ノーコードで作れる範囲を確認したうえで、外部サービスとの連携や専門業者への依頼を検討します。最初から多くの機能を追加するのではなく、店舗情報、アクセス、問い合わせなど必要な機能から始める方法もあります。
店舗サイトを作成した後に行うこと
公開した後も、情報が古くならないように定期的な更新が必要です。特に営業時間、定休日、料金、メニュー、予約方法は、変更があれば早めに修正します。
更新時には、サイトだけでなく、検索サービスやSNSなどに掲載している情報との違いも確認してください。複数の場所で情報が異なると、来店者が迷う原因になります。
また、問い合わせが届いているか、予約が正常に入っているか、リンクが使えるかを定期的に確認します。サイトを公開して終わりにせず、利用者が実際に行動できる状態を保つことが大切です。
ノーコードで店舗サイトを作成する方法のまとめ
ノーコードで店舗サイトを作成するには、目的と掲載内容を決めた後、店舗の業種に合うサービスを選び、テンプレートに情報や写真を入力します。その後、予約・問い合わせ・地図などを設定し、スマートフォンで動作を確認してから公開します。
最初に確認するのは、店舗サイトで何をしてもらいたいかです。情報掲載が目的ならホームページ作成サービス、予約なら予約機能付きサービス、販売ならネットショップ作成サービスを選ぶと、必要な機能を整理しやすくなります。







